ハイクノミカタ

日本の元気なころの水着かな 安里琉太【季語=水着(夏)】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: eye-2horikiri--1024x538.png

日本の元気なころの水着かな

安里琉太


作者は1994年生まれ。ハイレグの水着なんて、遠い昔のことで、むしろなぜこんなものが流行していたのか、皆目見当がつかぬ、という世代だろう。そういう、ジュリ扇はもちろん、熱湯コマーシャルも、ワンギャルでさえ知らない世代だからこそ、「日本の元気なころの水着」が、化石のような遠さをもって迎えられるのがリアルにひびく。ちなみにこの距離感、90年代以降に生まれた世代はいうまでもなく、私のような80年代生まれの人間にとってみても、理解できる。さらに5年さかのぼると……たぶん、むずかしいのかもしれない。『式日』(2020)所収。(堀切克洋)



【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 銀漢を荒野のごとく見はるかす 堀本裕樹【季語=銀漢(秋)】
  2. 江の島の賑やかな日の仔猫かな 遠藤由樹子【季語=仔猫(春)】
  3. 手を敷いて我も腰掛く十三夜 中村若沙【季語=十三夜(秋)】
  4. まはすから嘘つぽくなる白日傘 荒井八雪【季語=白日傘(夏)】
  5. 九月の教室蟬がじーんと別れにくる 穴井太【季語=九月(秋)】
  6. 特定のできぬ遺体や春の泥 高橋咲【季語=春の泥(春)】
  7. 軋みつつ花束となるチューリップ 津川絵理子【季語=チューリップ(…
  8. 凩の会場へ行く燕尾服  中田美子【季語=凩(冬)】

あなたへのおすすめ記事

連載記事一覧

PAGE TOP