季語・歳時記

【夏の季語】水着

【夏の季語(三夏=5月〜7月)】水着

【ミニ解説】

海やプールに入るために着る衣服のこと。

1984年のロス五輪以降には、健康のためにフィットネスクラブやスイミングクラブで水泳を楽しむ、競泳選手以外の人々が増加した。


【水着(上五)】
水着まだ濡らさずにゐる人の妻 鷹羽狩行
水着著て松がちくちくする中に 岸本尚毅

【水着(中七)】
何の意ぞ水着の妻が夢に出て  星野麥丘人
火の色の水着を見せる約束も  櫂未知子
同じ女がいろんな水着を着るチラシ 北大路翼
少女みな紺の水着を絞りけり  佐藤文香

【水着(下五)】
父母に叱られさうな水着買ふ 後藤比奈夫
まだ誰の躰も知らぬ水着かな 堀切克洋
日本の元気なころの水着かな 安里琉太

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【秋の季語】団栗
  2. 【冬の季語】寒椿
  3. 【冬の季語】炬燵
  4. 【夏の季語】夏休(夏休み)
  5. 【春の季語】春の月
  6. 【秋の季語】流星/流れ星 夜這星 星流る 星飛ぶ 星糞
  7. 【秋の季語】曼珠沙華
  8. 【冬の季語】冬の滝

おすすめ記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【8月20日配信分】
  2. 犬の仔のすぐにおとなや草の花 広渡敬雄【季語=草の花(秋)】
  3. 夏帯にほのかな浮気心かな 吉屋信子【季語=夏帯(夏)】
  4. 【冬の季語】火事
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第30回】今泉礼奈
  6. 【春の季語】黄水仙
  7. 【短期連載】茶道と俳句 井上泰至【第5回】
  8. 神保町に銀漢亭があったころ【第115回】今田宗男
  9. 薔薇の芽や温めておくティーカップ 大西朋【季語=薔薇の芽(春)】
  10. 虫籠は死んだら次の虫が来る  北大路翼【季語=虫籠(秋)】

Pickup記事

  1. 倉田有希の「写真と俳句チャレンジ」【第5回】
  2. 指入れてそろりと海の霧を巻く 野崎憲子【季語=海霧(夏)】
  3. 麦真青電柱脚を失へる 土岐錬太郎【季語=青麦(夏)】
  4. 利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子【季語=蓮(夏)】
  5. 【春の季語】うららか
  6. 【夏の季語】小満
  7. 受賞者の一人マスクを外さざる 鶴岡加苗【季語=マスク(冬)】
  8. 【春の季語】猫の恋
  9. よき椅子にもたれて話す冬籠 池内たけし【季語=冬籠(冬)】
  10. 【第8回】ラジオ・ポクリット(ゲスト:青木亮人さん)【前編】
PAGE TOP