先月発売分の5月号より、俳句総合誌「俳句」(角川文化振興財団)の税込価格がついに1500円を超えた。同号を紙版で買うと「季寄せを兼ねた俳句手帖〈夏〉」が付録でつくが、「俳句手帖〈春〉」が付録していた「俳句」2026年2月号までは、税込価格が1300円だった。紙代の高騰に加え、中東の戦争に伴うナフサ不足から年内のインクの値上げなども囁かれ、今後の価格も見通せない。今月発売の6月号は、税込1300円が予定されている(3、4月号は1200円だった)。

同誌は電子版も刊行しており、こちらは税込748円(税抜680円)のまま据え置き。ただし、電子版には「俳句手帖」および「令和俳壇応募はがき」は付録しない。

角川「俳句」は、1952年創刊の月刊誌。現在、流通している月刊の俳句総合誌はほかに「俳壇」(本阿弥書店)と「俳句四季」(東京四季出版)があるが、そのなかでもっとも歴史がある。また、同財団は「角川俳句賞」や「武蔵野ミュージアム」も手がけている。
なお、「俳句」は角川文化振興財団による出版事業であるが、2026年5月14日に発表された親会社KADOKAWAの決算および中長期計画によれば、これまで経営の軸のひとつとされてきた「アニメ・実写」が赤字転落し、通期大幅減益となった。出版事業も足かせになっており、今後は山下直久執行役をトップに据えることで経営責任を明確にすることが明かされ、また45歳以上・勤続5年以上の社員を対象にした早期退職希望者を人数上限なしで募集する予定だという。