【春の季語】二月尽

【春の季語=初春(2月)】二月尽

二月」が終わることを指す言葉。

二月は短い。また、閏年には29日となり、暦の調整となる月でもある。

現在の暦の元祖がつくられた古代ローマでは、春のはじまりである「3月1日」が1年のはじまりであった。そのため、1年の終わりの月である現在の2月が、いわば帳尻合わせの月となった。

新暦の二月の終わりごろには「春一番」が吹き、「凍てもゆるんで」くる。


【二月尽(上五)】
二月尽雨なまなまと幹くだる 石原舟月

【二月尽(中七)】

【二月尽(下五)】
倒木にみな触れてゆく二月尽 黒澤さや




【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】



関連記事