【夏の季語】羽抜鳥(羽抜鶏)


【夏の季語=晩夏(7月)】羽抜鳥(羽抜鶏)

人間が気温によって半袖、長袖を使い分けるように鳥にも「更衣」がある。古い羽が抜けて新しい羽に生え変わる「換羽」がそれにあたるが、換羽期は鳥の種類、年齢、性別によって異なる。夏の終わりごろに「換羽」がはじまることが多いため、季語としては晩夏に分類されている。期間は鳥の種類によって異なるが、だいたい1ヶ月間ほどを要し、このあいだは上手に飛べないため、鳥たちにとっては命懸けの「更衣」であるといえる。「羽抜鶏」と書けば、ニワトリに限定される。


【羽抜鳥(上五)】
羽抜鳥馳けて虚無僧通りけり 鈴木花蓑
羽抜鳥鳴きて声佳きことかなし 稲畑汀子

【羽抜鳥(中七)】

【羽抜鳥(下五)】
寵愛のおかめいんこも羽抜鶏 富安風生

【羽抜鶏(上五)】
羽抜鶏馳け出して憂さ晴らしけり 鈴木真砂女
羽抜鶏はばたきながら下りて来る 岸本尚毅

【羽抜鶏(中七)】

【羽抜鶏(下五)】
ふりたててとさかさびしき羽抜鶏 鷲谷七菜子
いつからか使はぬ井戸や羽抜鶏 大木あまり
水売りの漢につきて羽抜鶏 藺草慶子



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