
【夏の季語=三夏(5ー7月)】水盤
陶製の平たい花器のこと。夏の草花を活けたり、花をそこに浮かべたりして、涼感を演出する。

【水盤(上五)】
水盤に雲呼ぶ石の影すずし 夏目漱石
水盤や由良の港の舟もなし 高浜虚子
水盤のぐるりに月を滴らす 山口誓子
水盤をめぐりて猫の水鏡 本田あふひ
水盤に浮びし塵のいつまでも 高濱年尾
水盤といふなつかしき丸さかな 片山由美子
【水盤(中七)】
夜のいとま水盤さむく万年青活く 飯田蛇笏
【水盤(下五)】
【ほかの季語と】
水盤に麦の穂高き二月かな 富安風生
水盤の小き蓮の実も飛びにけり 寺田寅彦
水盤に郭公鳴きし富士の石 百合山羽公