季語・歳時記

【秋の季語】迎鐘/六道参 精霊迎

【秋の季語=初秋(8月)】迎鐘/六道参 精霊迎

【解説】盆の行事のひとつ。8月7日から10日まで、京都東山の六道珍皇寺に参詣すること。参詣者は、鐘を撞いて「お精霊(しょらい)さん」を迎え、魂棚を飾る。六道とは、「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上」のこと。

【関連季語】盂蘭盆会、生身魂、門火、墓参など。

【六道参】
六道詣せむと眉濃く引きにけり  大橋敦子
目が合うて宵の六道参りかな   岡井省二

【迎鐘】
清盛が目をむいてゐる迎鐘    辻 桃子
三人でこどもの撞ける迎鐘    長谷川櫂
曳けとこそ綱一本の迎鐘     井上弘美

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【春の季語】猫の子
  2. 【春の季語】夜桜
  3. 【冬の季語】干蒲団(干布団)
  4. 【春の季語】シクラメン
  5. 【夏の季語】冷房
  6. 【秋の季語】名月/満月 望月 今日の月 月今宵 十五夜 芋名月
  7. 【冬の季語】冬麗
  8. 【秋の季語】良夜

おすすめ記事

  1. 【冬の季語】冬薔薇
  2. ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美【季語=蜆汁(春)】
  3. 山茶花の日々の落花を霜に掃く 瀧本水鳴【季語=山茶花(冬)】
  4. 雪虫のそつとくらがりそつと口笛 中嶋憲武【季語=雪虫(春)】 
  5. オリヲンの真下春立つ雪の宿 前田普羅【季語=春立つ(春)】
  6. 松山藩主松平定行公と東野、高浜虚子や今井つる女が訪れた茶屋について(1)
  7. 【秋の季語】馬鈴薯/馬鈴薯 ばれいしよ
  8. 【春の季語】花
  9. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#14
  10. 【夏の季語】草いきれ

Pickup記事

  1. 【冬の季語】白息
  2. 好きな繪の賣れずにあれば草紅葉 田中裕明【季語=草紅葉(秋)】
  3. 【冬の季語】海鼠/海鼠舟 海鼠突 酢海鼠 海鼠腸
  4. 【新連載】きょうのパン句。【#2】ル・フィヤージュ
  5. 稲妻となつてお前を喜ばさう 竹岡一郎【季語=稲妻(秋)】
  6. 太る妻よ派手な夏着は捨てちまへ ねじめ正也【季語=夏着(夏)】
  7. 待春やうどんに絡む卵の黄 杉山久子【季語=待春(春)】
  8. 「パリ子育て俳句さんぽ」【8月27日配信分】
  9. 対岸や壁のごとくに虫の闇 抜井諒一【季語=虫(秋)】
  10. 駅蕎麦の旨くなりゆく秋の風 大牧広【季語=秋の風(秋)】
PAGE TOP