こんな本が出た
【2021年2月刊行分】
このコーナーでは、俳句に関係する本の新刊を記録しています。
*価格は、断りのないかぎり、税込(10%)価格です
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【雑誌】
雑誌名 | 特集 | 出版社 | 価格 |
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俳句 2021年3月号 | 追悼有馬朗人/「新しい句」を読む | 角川文化振興財団 | 980円 |
俳句界 2021年3月号 | いま評論を読みたい! | 文學の森 | 1000円 |
NHK俳句 2021年 03 月号 | 〈3.11〉十年の俳句 | NHK出版 | 660円 |
俳句四季 2021年 03月号 | 東日本大震災から10年――今思うこと | 東京四季出版 | 1000円 |
俳壇 2021年3月号 | 俳人たちの3.11 | 本阿弥書店 | 900円 |
俳句あるふぁ増刊号 | 追悼 忘れ得ぬ俳人たち2020 第24回毎日俳句大賞2020作品集 | 毎日新聞出版 | 1580円 |
100年俳句計画 2021.03 | リモート俳句教室 | マルコボ.コム | 660円 |
北の文学2020 | 北海道新聞文学賞、短歌賞、俳句賞 | 北海道新聞社 | 1430円 |
WEP俳句通信 120号 | 特集Ⅰ〈コロナ禍の俳句について〉 特集Ⅱ〈追悼 有馬朗人〉 | ウェップ | 1050円 |
【一般】
書名 | 著者名 | 出版社 | 価格 |
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あの時 俳句が生まれる瞬間 | 高野ムツオ (著) 佐々木隆二(写真) | 朔出版 | 1320円 |
俳句と電報と | 古川洽次(著) | かまくら春秋社 | 1650円 |
野口米次郎と「神秘」なる日本 | 堀まどか(著) | 和泉書院 | 1760円 |
第十一回田中裕明賞 | ふらんす堂 | 550円 |
【句集】
書名 | 著者/自選句 | 出版社 | 価格 |
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鼓動 | 西宮舞 | ふらんす堂 | 3080円 |
七夕や磨れば一体墨すずり 驚きの手足のままに鵙の贄 月光や白さざんくわのこぼれ継ぎ 雨音のごとき川音鮎下る 凍鶴の時を封じてゐたりけり 春愁や写真のなかのひと昔 綿虫やこの世にうかと紛れ込み しろがねの鈴振るごとく山清水 時惜しむごとくゆつくり散るさくら 美しき空取り戻す白雨かな 夫に息吹きかけてゐる雪女郎 終の息冬青空に吸はれゆき | |||
八ヶ岳南麓 | 浅川健一(著) | 幻冬舎 | 1100円 |
棒道に蔓出しきつて葛の花 断簡にとほき世の文字冬桜 くらやみを初雪といふ光るもの 春めくや心音ゆるぎなく続き 葉桜や出土の壺に由緒書 流し放題大根を洗ふ水 ひぐらしや当直明けの聴診器 紅葉かつ散る神苑の投光器 出土てふ壺の真贋日向ぼこ 鳥雲に入る修復の火焔土器 八ヶ岳南麓の風麦熟るる 灯ともして野菜工場冬ざるる 校庭の学童一人ひとり夏 | |||
句鏡 | 石井 恵 | ふらんす堂 | 2970円 |
名もなき日名もなき人とあたたけし 詫状の末筆ながら梅のこと 忘れ癖朧月夜のせいにせず 智より情金魚は糞を引きにけり 白絣父の教えも古りにけり 志すもの無し空中の蠅叩く 思うとき風の行方の喪の単衣 後の世を見ずして涼し遠眼鏡 瓢箪のぶらりと任を解かれけり 寒風に真向かいて愛されている | |||
桜刻に | 梅岡貴美子 | ふらんす堂 | 2970円 |
桜満ち夜空の青きかと思ふ 如月や帯きつく締め海を見に 霙といふ名をつけられて夏料理 山の端をふはりと離れ十三夜 甕覗てふ酒ありて良夜かな 母さんに豆多くして豆ごはん 友禅の下絵の青の蛍草 梅日和城の鬼門に子規の句碑 春障子閉めてとほのく子らの声 羽繕ふ白鳥の首冬隣 |
【「こんな本がでた」バックナンバー】
>>「2021年1月分」に出た本