【夏の季語(三夏=5月〜7月)】水着
海やプールに入るために着る衣服のこと。
1984年のロス五輪以降には、健康のためにフィットネスクラブやスイミングクラブで水泳を楽しむ、競泳選手以外の人々が増加した。
【水着(上五)】
水着まだ濡らさずにゐる人の妻 鷹羽狩行
水着著て松がちくちくする中に 岸本尚毅
水着なんだか下着なんだか平和なんだか 加藤静夫
【水着(中七)】
何の意ぞ水着の妻が夢に出て 星野麥丘人
夜の子の明日の水着を着てあるく 森賀まり
火の色の水着を見せる約束も 櫂未知子
同じ女がいろんな水着を着るチラシ 北大路翼
少女みな紺の水着を絞りけり 佐藤文香
【水着(下五)】
父母に叱られさうな水着買ふ 後藤比奈夫
まだ誰の躰も知らぬ水着かな 堀切克洋
日本の元気なころの水着かな 安里琉太