【夏の季語】桜桃忌


【夏の季語=仲夏(6月)】桜桃忌
太宰忌」「太宰の忌」に同じ。「桜桃」とは「さくらんぼ」のことで、太宰の好物だったとされる。亡くなる1948年に発表された短編小説『桜桃』は、戦後の生活苦や家庭内での父親の孤独、虚勢を張る姿が赤裸々に描かれた傑作として知られている。歴史的仮名遣いは「あうたうき」。


【桜桃忌(上五)】
桜桃忌この湧水は飲めません 池田澄子
桜桃忌からりと晴れてしまひけり 片山由美子
桜桃忌飯の炊けしと電子音 中島瑞枝

【桜桃忌(中七)】

【桜桃忌(下五)】
他郷にてのびし髭剃る桜桃忌 寺山修司
新宿の女も老いぬ桜桃忌 木下ひでを
ぐい呑みの志野に紅さす桜桃忌 神蔵器
いちにちをおろおろ生きて桜桃忌 橋本榮治

【ほかの季語と】
夜学生教へ桜桃忌に触れず 沢木欣一



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