【夏の季語】焼酎

【夏の季語=三夏(5-7月)】焼酎

日本の蒸留酒。

原料により、米焼酎・麦焼酎・芋焼酎・黒糖焼酎・粕取り焼酎・そば焼酎・栗焼酎・コーヒー焼酎など様々な種類がある。

「泡盛」は、沖縄県特産の蒸留酒で、米麹のみを原料とする。

かつては「暑気払い」に飲まれていたことから、夏の季語である。


【焼酎(上五)】
焼酎に死の渕見ゆるまで酔ふか 小林康治
焼酎に鉱石の冷えありにけり 辻桃子
焼酎やかつて優秀たりしこと 野名紅里

【焼酎(中七)】
米の香の球磨焼酎を愛し酌む 上村占魚
馬刺うまか肥後焼酎の冷やうまか 鷹羽狩行
焼帛に焼酎吹いてゆきにけり 茨木和生
まぼろしの焼酎まなこ凝らし飲む 大井東一路
澄み切つて芋焼酎や月に酌む 岸本尚毅

【焼酎(下五)】

【その他の季語と】
桃の日や焼酎飲んで産院へ 田川飛旅子
焼酎に焼けたる胸や麦の秋  野村泊月



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