「猫街」

  1. 動かない方も温められている 芳賀博子

    動かない方も温められている)芳賀博子『髷を切る』2018年9月いきなり悲しい話で申し訳ないが、11月に愛猫が亡くなった。16年間一緒に暮らし、家中が彼女との思い出の場所なので、いなくなってしまったこ…

  2. セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔【季語=セーター(冬)】

    セーターを脱いだかたちがすでに負け)岡野泰輔『なめらかな世界の肉』2016…

  3. 橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃【季語=橇(冬)】

    橇にゐる母のざらざらしてきたる)宮本佳世乃『三〇一号室』2019年12月…

  4. 鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】

    鱶のあらい皿を洗えば皿は海)谷さやん『谷さやん句集』2022年12月…

  5. トローチのすつと消えすつと冬の滝 中嶋憲武【季語=冬の滝(冬)】

    トローチのすつと消えすつと冬の滝)中嶋憲武『祝日たちのために』2019年7…

  6. 雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代【季語=雪(冬)】

  7. 誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生

  8. 牡蠣フライ女の腹にて爆発する 大畑等【季語=牡蠣(冬)】

  9. 泣きながら白鳥打てば雪がふる 松下カロ【季語=白鳥・雪(冬)】

  10. 神保町に銀漢亭があったころ【第75回】近江文代

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