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  1. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】

    恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし河東碧梧桐(『明治・大正・昭和 自由律俳句作品史』)碧梧桐は虚子とともに子規門の双璧だが、いまの俳句実作者は有季定型かつ虚子門下の流れが圧倒的に多いし、そうではない…

  2. 大根の花まで飛んでありし下駄 波多野爽波【季語=大根の花(春)】 

    大根の花まで飛んでありし下駄)波多野爽波『骰子』見たままを…

  3. 未生以前の石笛までも刎ねる 小野初江

    未生以前の石笛までも刎ねる)小野初江)掲句との出会いはおよ…

  4. 靴音を揃えて聖樹まで二人 なつはづき【季語=聖樹(冬)】

    靴音を揃えて聖樹まで二人なつはづき(『ぴったりの箱』) ク…

  5. 休みの日晝まで霜を見てゐたり 永田耕衣【季語=霜(冬)】

    休みの日晝まで霜を見てゐたり永田耕衣畳にごろんと寝転んで、…

  6. 老人になるまで育ち初あられ 遠山陽子【季語=初霰(冬)】

  7. ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸

  8. 夾竹桃くらくなるまで語りけり 赤星水竹居【季語=夾竹桃(夏)】

  9. 星空のととのふまでをバーベキュー 小山玄黙【季語=バーベキュー(夏)】

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