割る

  1. 厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】

    厚餡割ればシクと音して雲の峰中村草田男(『音数で引く俳句歳時記 夏』)引用は面白い例句が多いと噂の歳時記から。個人的には草田男のあまたある句の中でかなり好きな方の一句です。「厚餡」はこの句より前に用…

  2. 背のファスナ一気に割るやちちろ鳴く 村山砂田男【季語=ちちろ鳴く(秋)】

    背のファスナ一気に割るやちちろ鳴く村山砂田男(『夏炉冬扇』)…

  3. 胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行【季語=胡桃(秋)】

    胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋鷹羽狩行(『自選自解 鷹羽狩行集』白鳳社)…

  4. クローバーや後髪割る風となり 不破 博【季語=クローバー(春)】

    クローバーや後髪割る風となり不破 博3月14日から夏時間(…

おすすめ記事

  1. 【特別寄稿】「十年目に震災句について考える」小田島渚
  2. 【連載】「ゆれたことば」#5「避難所」千倉由穂
  3. 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
  4. けふあすは誰も死なない真葛原 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】
  5. 百代の過客しんがりに猫の子も 加藤楸邨【季語=猫の子(春)】

Pickup記事

  1. 月光に夜離れはじまる式部の実 保坂敏子【季語=式部の実(秋)】
  2. 鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
  3. 葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉【季語=葱(冬)】
  4. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第47回】 房総・鹿野山と渡辺水巴
  5. わが知れる阿鼻叫喚や震災忌 京極杞陽【季語=震災忌(秋)】
PAGE TOP