1. 留守の家の金魚に部屋の灯を残し 稲畑汀子【季語=金魚(夏)】

    留守の家の金魚に部屋の灯を残し稲畑汀子1か月ぶりの復帰をして、また1か月、ハイクノミカタを書いていきます。よろしくお願いします。それにしても5月は本当に永くて、連休がはるか昔のように思えるの…

  2. 啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄館【季語=浅蜊(春)】

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  3. 凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎【季語=凍る(冬)】

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  4. 雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】

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  5. 灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】

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  6. オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】

  7. 枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行【季語=枯野(冬)】

  8. 牡蠣舟やレストーランの灯をかぶり      大岡龍男【季語=牡蠣舟(冬)】

  9. ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街 金子兜太

  10. 月代は月となり灯は窓となる   竹下しづの女【季語=月(秋)】

  11. 蜆汁神保町の灯が好きで 山崎祐子【季語=蜆汁(春)】

  12. 木の根明く仔牛らに灯のひとつづつ 陽美保子【季語=木の根明く(春)】

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