「雲」

  1. 人のかほ描かれてゐたる巣箱かな 藤原暢子【季語=巣箱(春)】 

    人のかほ描かれてゐたる巣箱かな)(藤原暢子藤原暢子さんの第二句集『息の』(文學の森)より。巣箱というのはよく考えると不思議なものだ。人の手によって作られた巣箱が樹木にとりつけられ、野性の鳥の…

  2. 菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴【季語=菊(秋)】

    菊食うて夜といふなめらかな川飯田晴先週、句集の手触りの話を…

  3. 水面に閉ぢ込められてゐる金魚 茅根知子【季語=金魚(夏)】

    水面に閉ぢ込められてゐる金魚茅根知子 盛岡へ旅をした時、2…

  4. いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】

    いちじくを食べた子供の匂ひとか)鴇田智哉ああ、わかる。と感…

  5. 【第6回】ポルトガル――北の村祭と人々2/藤原暢子

    【第6回】ポルトガル――北の村祭と人々2藤原暢子(「雲」)…

  6. 温室の空がきれいに区切らるる 飯田晴【季語=温室(冬)】

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