あがる

  1. 底紅や黙つてあがる母の家 千葉皓史【季語=底紅(秋)】

    底紅や黙つてあがる母の家千葉皓史「母の家」だから、その家は母のものである。およそ作中の人物(子)とは別居しており、父はすでに居らず一人。そういう母を想像させる。「黙つてあがる」だから母は留守で、合鍵…

おすすめ記事

  1. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第52回】 新宿と福永耕二
  2. 【夏の季語】アロハシャツ(アロハ)
  3. 敷物のやうな犬ゐる海の家 岡田由季【季語=海の家(夏)】
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第32回】筑紫磐井
  5. 自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】

Pickup記事

  1. 卓に組む十指もの言ふ夜の秋 岡本眸【季語=夜の秋(夏)】
  2. 傾けば傾くまゝに進む橇     岡田耿陽【季語=橇(冬)】
  3. 風邪を引くいのちありしと思ふかな 後藤夜半【季語=風邪(冬)】
  4. さて、どちらへ行かう風がふく 山頭火
  5. 【冬の季語】寒卵(寒玉子)
PAGE TOP