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藁の栓してみちのくの濁酒 山口青邨【季語=濁酒(秋)】
藁の栓してみちのくの濁酒)山口青邨「濁り酒」とは米、米麹、水を発酵させ、醪を粗い布で濾したものである。またまったく醪を濾さないのが「どぶろく」。「濁り酒」は濾しているので酒税法では清酒に区分され、「…
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恋ともちがふ紅葉の岸をともにして 飯島晴子【季語=紅葉(秋)】
恋ともちがふ紅葉の岸をともにして飯島晴子(『八頭』)男女間…
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どの絵にも前のめりして秋の人 藤本夕衣【季語=秋(秋)】
どの絵にも前のめりして秋の人藤本夕衣東京都現代美術館で開催…
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日まはりは鬼の顔して並びゐる 星野麦人【季語=向日葵(夏)】
日まはりは鬼の顔して並びゐる星野麦人(「俳句年鑑」1944年日本文学報国会…
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水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石【季語=あぢさゐ(夏)】
水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石紫陽花の花が色づき始…
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胴ぶるひして立春の犬となる 鈴木石夫【季語=立春(春)】