山口優夢

  1. やがてわが真中を通る雪解川 正木ゆう子【季語=雪解川(春)】

    やがてわが真中を通る雪解川正木ゆう子句の細部に目が留まる前に、言葉の調子で読ませきってしまうようなところがある。言葉ひとつひとつを丹念に読みにかかる前に魅了してしまうというのは、やはり凄みがある。…

  2. あぢさゐはすべて残像ではないか 山口優夢【季語=紫陽花(夏)】

    あぢさゐはすべて残像ではないか 山口優夢異論があるかもしれ…

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