本歌取り

  1. 牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎  

    牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年本日は加藤郁乎の句を取り上げる。掲句は蕪村の「牡丹散つて打ち重なりぬ二三片」を踏まえたパロディであろう。「蕪村ずる」という動詞化も…

  2. してみむとてするなり我も日傘さす 種谷良二【季語=日傘(夏)】

    してみむとてするなり我も日傘さす)種谷良二 ゴッホが好きな…

  3. 死はいやぞ其きさらぎの二日灸 正岡子規【季語=二日灸(春)】

    死はいやぞ其きさらぎの二日灸)正岡子規)下五が春の季語。こ…

  4. 春は曙そろそろ帰つてくれないか 櫂未知子【季語=春(春)】

    春は曙そろそろ帰つてくれないか櫂未知子女の部屋で一夜を共に…

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  5. 神は死んだプールの底の白い線  高柳克弘【季語=プール(夏)】

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