死
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死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し池田澄子「死も佳さそう」にどきっとする。死の持つ重たいイメージを覆す軽やかな文体。それでいて読者を納得させる力がある。「死も佳さそう」の「も」によって並立されている…
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綿虫や母あるかぎり死は難し 成田千空【季語=綿虫(冬)】
綿虫や母あるかぎり死は難し成田千空兵隊検査で丙種の人も軍隊…
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麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子(無季)
麦よ死は黄一色と思いこむ宇多喜代子「麦よ」という措辞からは…
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死はいやぞ其きさらぎの二日灸 正岡子規【季語=二日灸(春)】
死はいやぞ其きさらぎの二日灸)正岡子規)下五が春の季語。こ…
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【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#7
【連載】もしあの俳人が歌人だったらSession#7このコーナーは、気鋭の…
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きりぎりす飼ふは死を飼ふ業ならむ 齋藤玄【季語=螽蟖(秋)】
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【書評】三島広志 第1句集『天職』(角川書店、2020年)