父
-
父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】
父の手に負へぬ夜泣きや夏の月)(吉田哲二(「髪刈る椅子」ふらんす堂)先日、息子が1歳2か月を迎えた。子どもを育てるという行為において、父という存在は限りなく無力に近い。そんな中で、世のお父さ…
-
細長き泉に着きぬ父と子と 飯島晴子【季語=泉(夏)】
細長き泉に着きぬ父と子と)飯島晴子 鬱蒼とした山道を歩く間…
-
冬ざれや父の時計を巻き戻し 井越芳子【季語=冬ざれ(冬)】
冬ざれや父の時計を巻き戻し)井越芳子 今期(2023年冬)…
-
年迎ふ父に胆石できたまま 島崎寛永【季語=年迎ふ(新年)】
年迎ふ父に胆石できたまま)島崎寛永(ひろなが)(北海道俳句年鑑2022より…
-
父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語=父の日(夏)】
父の日の父に甘えに来たらしき後藤比奈夫梅雨入と入れ替わるよ…
-
父がまづ走つてみたり風車 矢島渚男【季語=風車(春)】