美しい
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海苔あぶる手もとも袖も美しき 瀧井孝作【季語=海苔(春)】
海苔あぶる手もとも袖も美しき瀧井孝作(『海ほほづき』)海苔というと朝食である。現在では味付海苔などがあるが、昭和の時代は、一枚の海苔を火で炙り、ぱりぱりと音をたてながら折って割いてゆく。食卓に流れる…
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美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】
美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くし…
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月かげにみな美しき庭のもの 稲畑汀子【季語=月影(秋)】
月かげにみな美しき庭のもの稲畑汀子 9月最後の金曜日である…
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紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る 津田清子【季語=紫陽花(夏)】
紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る)津田清子福山雅治は作詞…
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美しきものに火種と蝶の息 宇佐美魚目【季語=蝶(春)】
美しきものに火種と蝶の息)宇佐美魚目『薪水』一見関係なさそ…
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秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉【季語=秋海棠(秋)】
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幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦
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ぐじやぐじやのおじやなんどを朝餉とし何で残生が美しからう 齋藤史
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第2回】1993年・七夕賞
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さくら貝黙うつくしく恋しあふ 仙田洋子【季語=さくら貝(春)】
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美しき緑走れり夏料理 星野立子【季語=夏料理(夏)】
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あとからの蝶美しや花葵 岩木躑躅【季語=花葵(夏)】