藺草慶子

  1. 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二【季語=薄氷(冬)】

    薄氷の吹かれて端の重なれる深見けん二平成に発表された人気の句をランキングし、総括を試みた特集(角川『俳句』2019年5月号)でも、かなり上位に推された句である。一瞬を切り取り、そこに森羅万象の奥行き…

  2. ぽつぺんを吹くたび変はる海の色 藺草慶子【季語=ぽつぺん(新年)】

    ぽつぺんを吹くたび変はる海の色藺草慶子(『新版角川俳句大歳時記 新年』)…

  3. 鏡台や猟銃音の湖心より 藺草慶子【季語=猟(冬)】

    鏡台や猟銃音の湖心より)藺草慶子祖母の部屋に黒檀の古い鏡台…

  4. てつぺんにまたすくひ足す落葉焚 藺草慶子【季語=落葉焚(冬)】

    てつぺんにまたすくひ足す落葉焚藺草慶子落葉焚は童謡の「たき…

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