【新年の季語】嫁が君

新年の季語(1月)】嫁が君

正月」の「三が日」に出会う鼠のこと。忌み詞のひとつ。


【嫁が君(上五)】
嫁が君囃す傘寿の第一歩 後藤比奈夫
嫁が君ほどの器量のあらまほし 鷹羽狩行
嫁が君噛む吸ふ齧る突く舐める  中嶋憲武

【嫁が君(中七)】

【嫁が君(下五)】
何くはぬ顔して覗け嫁が君 井上井月
行燈の油なめけり嫁が君 正岡子規
ぬばたまの閨かいまみぬ嫁が君 芝不器男
あめつちの音のはじめの嫁が君 上田五千石
ぬばたまの闇よりちよいと嫁が君 鷹羽狩行
立ち止まりては考へて嫁が君 鷹羽狩行
かへりみて築地なつかし嫁が君  小川軽舟


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