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流しさうめん池田澄子を逃れくる 水内慶太【季語=冷素麺(夏)】

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流しさうめん池田澄子を逃れくる

水内慶太


きっと夏の俳句大会か何かの余興で、池田澄子といっしょに「流しさうめん」を食べる機会があったのだろう。もちろん内容としても面白いのだが、よくよく句のなかで考えてみると、「池田澄子」という名前は、じつに「水」のイメージが豊かであることに気づかされる。本人にお会いしたことがないので想像だが、そうめんが器用に掬えなくても「あらあら、やっぱりむずかしいわね」なんて飄々としていそうな感じである。この慶太さんの句集のタイトルは『水の器』(2019)。やっぱり「水」だらけだ。(堀切克洋)



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