【夏の季語】ピーマン

歳時記によっては「唐辛子」の傍題とされていますが、辛くないトウガラシを品種改良してつくったピーマンは、よくよく考えてみれば、別もの。露地栽培の旬は6〜8月なので、胡瓜・茄子・トマトあたりとともに、「夏の季語」として認知されてもよさそうな気もします。というわけで異論があるかもしれませんが、ここではひとまず【夏の季語】としておきます。


【ピーマン】
ピーマンの中の空気は忘れもの 能村研三
ピーマン切って中を明るくしてあげた 池田澄子
ピーマンに南南西の風の吹く 中田美子

【その他】
ピーマンのなかの虚ろや万愚節 伊藤伊那男

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