【新年の季語(1月)】初詣
年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事。
一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする。
年初にはじめて引くおみくじは「初神籤」。
【初詣(上五)】
初詣マスク清らにかけにけり 吉屋信子
初詣願ひ少なくなりにけり 小林京子
【初詣(中七)】
【初詣(下五)】
神慮今鳩をたたしむ初詣 高浜虚子
えりあしのましろき妻と初詣 日野草城
口開いて矢大臣よし初詣 阿波野青畝
日本がここに集る初詣 山口誓子
石段の変らぬ堅さ初詣 桂信子
裏山は松が枝ばかり初詣 桂信子
道いつか平らかになり初詣 桂信子
土器に浸みゆく神酒や初詣 高浜年尾
いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原
鳥居中遠くの鳥居初詣 深見けん二
願ふより謝すこと多き初詣 千原叡子
むばたまの闇をそびらに初詣 黛執
白雲も怒濤と寄せて初詣 鍵和田秞子
蛇女見たくて来たる初詣 茨木和生
鳩下りて羽もつれあふ初詣 鷹羽狩行
日本の屋根美しき初詣 小島健
一億のアイヒマン顔初詣 関 悦史
イヤホンに熱の籠れる初詣 小野あらた