【春の季語】ふらここ

【春の季語(三春=2月〜4月)】ふらここ

「ぶらんこ」の古風な表現。「鞦韆」とも。


【ふらここ(上五)】
ふらここの他にも音の軌むもの 後藤夜半
ふらここでのむあみだぶつはちにんこ 加藤郁乎
ふらここを漕ぐにどこへも行けざるよ 辻桃子
ふらここの音の錆びつく夕まぐれ 倉持梨恵

【ふらここ(中七)】
大胆に漕ぐふらここを見て欲しく 白根純子
海に向く方をふらここの前とする 加倉井秋を

【ふらここ(下五)】
弁天を抜けたあたりでみずてんのふらここ 加藤郁乎
薄ぎぬに鎖やさしきふらここよ  渋谷道



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