2026年4月14日、第25回俳句四季大賞および第14回俳句四季新人賞が発表された。
第25回俳句四季大賞には、片山由美子氏の句集『水柿(みずがき)』(ふらんす堂)が選ばれた。
また、第14回俳句四季新人賞は加那屋こあ氏「ふれ合わず」、第9回俳句四季新人賞奨励賞は、稲葉守大氏「暇」、押見げばげば氏「閉づ」、柊木快維氏「心臓を脱ぐ」に決定した。選評・選考座談会等は「俳句四季」7月号(6月19日発売)に掲載予定。
受賞者の皆様、おめでとうございます。

◆「香雨」創刊以来六年間の作品を収める第七句集。
◆自選十二句
開かるること待つ扉大旦
露けしや鍵に公私のあることも
たたむとき昔のにほふ日傘かな
凝るといふちからのありて露しづか
木も草も夢を見むとて枯れゆくか
朝の庭けふの落葉のために掃く
家路とは歩きゆく道春の暮
帰省して一冊の本持ち帰り
年送る武器の名いくつ覚えしや
折りたたむやうに一日を終へて秋
ためらふを早瀬が奪ひ流し雛
白象の歩めば軋む夏の闇