
【夏の季語=初夏/仲夏(5-6月)】燕の子
「子燕」のこと。

【燕の子(上五)】
燕の子のそだちつつ竃燃ゆ 阿波野青畝
燕の子眠し食ひたし雷起る 西東三鬼
燕の子ゐると思へど昼しづか 山口青邨
燕の子仰いで子等に痩せられぬ 加藤秋邨
燕の子妻の机に塩の瓶 飴山實
燕の子宙六尺を泳ぎつく 相馬遷子
燕の子鉄砲風に乗りにけり 藤田湘子
【燕の子(中七)】
【燕の子(下五)】
訪ふを待たでいつ巣立ちけむ燕の子 杉田久女
禁教の解けたる村の燕の子 飴山實
落柿舎の覚むるに間あり燕の子 石川桂郎
朝市にまづ仰がれて燕の子 上田五千石
【その他の季語と】
春風に顔ならべけり燕の子 正岡子規