【春の季語】建国記念の日/建国記念日 建国の日 紀元節

【解説】2月11日。戦前までは「紀元節」。戦後廃止になりましたが、1966年より国民の祝日として「復活」しました。


【建国の日】
豆腐屋の笛もて建国の日の暮るる 岡崎光魚
建国の日やチョコレートよく売れる 仁平勝
建国の日や天井にうしおあり 五島高資

【建国日】
箸といふ文化が不思議建国日 林翔
本棚のしなり気になる建国日 山下典子
神話おほかた愛の争ひ建国日 草村素子
着ぶくれて建国の日を肯ぜず 轡田進

【建国祭】
がらがらと林鳴るなり建国祭 大牧広

【(旧)紀元節】
紀元節今なし埴輪遠くを見る 山口草堂
久米寺にきて静かなる紀元節 後藤夜半
鳶の笛雲ふきちつて紀元節 石橋秀野
谷川の閃々と旧紀元節 飯田龍太
旧紀元節ぴかぴかと鍋光る 辻田克巳
紀元節ましらの妻は後ろ手に   攝津幸彦
かの芋もウナギとならば紀元節 筑紫磐井



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