【夏の季語】クレマチス

【夏の季語=初夏(5月)】クレマチス

学名あるい英語のclematisはセンニンソウ属の植物を指すが、日本では園芸用語としてこのセンニンソウ属の蔓性多年草のうち花が大きく観賞価値の高い品種を総称してクレマチスと呼んでいる。日本産のものは、ボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグルマなど。

中国原産の「鉄線花」とともに、19世紀になるとヨーロッパにも紹介され、さまざまな交配品種がある。季語としては、それほど厳密に区別せず「鉄線花」で済ませてしまうことも多い。


【クレマチス(上五)】
クレマチス  どの家も 母の双手浮く 伊丹公子
クレマチスてふ洋花のこれの白 石塚友二

【クレマチス(中七)】

【クレマチス(下五)】
革命の死者に手向けよクレマチス 朝吹英和



関連記事