【秋の季語】冬隣

【秋の季語=晩秋(11月)】冬隣

立冬」を目前にして、冬がすぐそこまで来ていること。「冬近し」とも。

ちんまりと山里成りぬ冬隣 寥松(1760-1833)

など、用例は古い。


【冬隣(上五)】

【冬隣(中七)】

【冬隣(下五)】
蓼科は被く雲かも冬隣 石田波郷
くらがりへ人の消えゆく冬隣 角川源義
押入の奥にさす日や冬隣 草間時彦
七色に繰り出す投網冬隣 岡田史乃
あかあかと麹のいのち冬隣 長谷川櫂
赤い絵の掛けてありたる冬隣 石田郷子


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