【冬の季語】寒晴

【冬の季語=晩冬(1月)】寒晴

太陽暦の1月5日、6日ごろ、「小寒」から「大寒」をへて「節分」までの約30日間は、更に寒さが厳しくなるころなので、「」または「寒の内」と呼ばれるが、そのころのよく晴れた日を「寒晴」と呼ぶ。「冬晴」や「冬日和」よりもさらに温度は低く、空気は乾燥して、はるかまで冴え冴えと澄み渡る感じがある。「寒の晴」「寒日和」とも。


【寒晴(上五)】
寒晴やあはれ舞妓の背の高き 飯島晴子
寒晴の富士寒晴の妻の里 後藤比奈夫
寒晴や海にくひこむ船の影 大林翠
寒晴や後れ毛のなきバレエの子 津川絵理子

【寒晴(中七)】
死を思ひ寒晴半歩下がりけり 生駒大祐

【寒晴(下五)】


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