【夏の季語】蚯蚓


【夏の季語=三夏(5〜7月)】蚯蚓

みみず。目がなく、手足もない紐状の動物である。名称は「目見えず」からメメズになり、転じてミミズになったとも言われる。七十二候の20番目に「蚯蚓出(みみずいずる)」があり、夏の題とされる。歴史的仮名遣い「みみず」。「蚯蚓鳴く」は秋の季語。


【蚯蚓(上五)】
大みみづ姫路に美しき夜の来たり  西原天気

【蚯蚓(中七)】
みちのくの蚯蚓短かし山坂勝ち 中村草田男
わが月日蚯蚓に知られゐたりしよ 栗林千津
みてをれば蚯蚓になにかみえてゐる 橋本直
ゆく方へ蚯蚓のかほの伸びにけり 鴇田智哉
バス停の蚯蚓を踏んでゐた時間  大塚 凱

【蚯蚓(下五)】
子供地をしかと指しをり蚯蚓這ひ 高濱虚子
わたくしの生前よりの蚯蚓かな  垂水文弥

【その他の季語と】
出るやいな蚯蚓は蟻に引かれけり 一茶
落椿雨の蚯蚓のかたはらに 淺津大雅

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