【秋の季語】白粉花


【秋の季語=仲秋(9月)】白粉花


熱帯アメリカ産だが、町中に野生化している。秋になると、ラッパ型の花を咲かせる。 色は、赤、白、黄など。夕方開花し、朝にはしぼんで落ちるので夕化粧ともいう。黒い小さな種子を割ると中におしろいのような白い胚乳がある。午後4時ごろに咲くので、英語ではFour o’clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。「白粉花」は「おしろいばな」と読ませるのが通常だが、慣用読みとして「おしろい」と読ませることもある。


【白粉花(上五)】
おしろいは妹のものよ俗な花 正岡子規
白粉花の風のおちつく縄電車 河野南畦
白粉花吾子は淋しい子かも知れず   波多野爽波 
おしろいの咲き出してもう少女ゐず 平井照敏
おしろいに滅びし星の光とどく  今村恵子
おしろい花待つといふこと夢多き  下村志津子
おしろいや終はつても済んでない喧嘩 山口優夢

【白粉花(中七)】
抜毛吹かれおしろい花の土は乾き 橋閒石
落魄やおしろいの実の濡れに濡れ 藤田直子

【白粉花(下五)】
本郷に残る下宿屋白粉花  瀧春一


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