【新年の季語】猿廻し

新年の季語(1月)】猿廻し

猿廻し(さるまわし)とは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて猿が踊りや寸劇などを見せる大道芸の一種。歴史的仮名遣いは「さるまはし」。

今では季節を問わず見られるが、もともとは門付として、一年間の無事を祈る予祝の儀であったことから、新年の季語とされている。

猿曳」や「猿使」などとも呼ばれる。

太宰府天洛中洛外図屏風に描かれた猿曳

【猿廻し(上五)】
つながるる三尺の世やさるまはし 大江丸
猿廻し去る時雪の戸口かな  原石鼎

【猿廻し(中七)】

【猿廻し(下五)】
人波の上の青空猿廻し 星野高士
結び目の確とありけり猿廻し 堀切克洋


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