冬の季語

【冬の季語】冬

【冬の季語=三冬(1月)】冬

立冬」を過ぎて、だんだんと日も短くなり、気温も低くなっていく季節。

秋の「夜長」に対して「日短」という季語がある。木々や草木は「枯れ」ていく。

地域によっては「」が降りだす季節でもある。

寒くなると免疫力が低下するので「風邪」をひかないように注意する必要がある。


【冬(上五)】
冬といふもの流れつぐ深山川 飯田蛇笏
冬に負けじ割りてはくらふ獄の飯 秋元不死男
冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏
冬を愛すビオフェルミンのざらざらも 佐藤智子

【冬(中七)】

【冬(下五)】
何といふ淋しきところ宇治の冬 星野立子
中年や独語おどろく冬の坂 西東三鬼
聖堂の木の香奪はれつつ冬へ 廣瀬直人
白髪は絹の手ざはり母に冬 きちせあや


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