【冬の季語】煤逃

【冬の季語=仲冬(12月)】煤逃

煤払」から逃げて外に出かけること。別室に籠ることは「煤籠」という。

「煤逃げ」と「げ」を送ることもある。


【煤逃(上五)】
煤逃げの家にも世にも帰り来ず 文挾夫佐恵
煤逃げの男に女ありにけり 岩城久治
煤逃げの蕎麦屋には酒ありにけり 小島健
煤逃げや八十路の父と麒麟見に 上野一孝
煤逃のはずが会社に来てしまふ 谷岡健彦
煤逃の円をユーロに替へにけり 太田うさぎ
煤逃げのをんなばかりの飲茶かな 鎌田俊

【煤逃(中七)】
景品を抱へ煤逃げより戻る 杉良介

【煤逃(下五)】


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