【夏の季語】伽羅蕗

【夏の季語=初夏(5月)】伽羅蕗

」の佃煮のこと。日本の伝統的な保存食である。

灰汁抜きしたフキの茎を醤油、味醂、砂糖、酒の煮汁で長時間煮込んだもの。

濃い茶色、伽羅色に仕上がることから「伽羅煮」と呼ばれることが多い。


【伽羅蕗(上五)】
伽羅蕗や梁塵秘抄口傳の巻 塚本邦雄
伽羅蕗やまぬがれがたく老いて母 片山由美子

【伽羅蕗(中七)】
味と艶決まり伽羅蕗雨あがる 吉澤やす子

【伽羅蕗(下五)】

【ほかの季語と】
伽羅蕗を煮つめ傘雨の忌なりけり 池田秀水



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