【冬の季語】葉牡丹

【冬の季語=三冬(11〜1月)】葉牡丹

葉牡丹は、アブラナ科アブラナ属の園芸植物。

耐寒性に優れ、冬の公園の花壇や街角を彩る。

花は黄色で4-5月に開花するが、観賞の対象とされず、薹が立つ前に処分されてしまうことが多い。


【葉牡丹(上五)】
葉牡丹の大を抱へて湯屋を過ぐ 波多野爽波
葉牡丹に恋が渦巻く金曜日 浜明史
葉牡丹は瞬くことを知らざりき 柿本多映
葉牡丹の渦に多忙の日が暮るる 田中禧世子
葉牡丹の氏素性など知るか、なあ  山田耕司
葉牡丹や安楽椅子の揺れにゐて  齋藤朝比古
葉牡丹に日の差す伊勢の漬物屋 太田うさぎ
葉牡丹に日のさしてゐる世界かな 上田信治
葉牡丹が特殊な性癖だとしたら 北大路翼
葉牡丹がやがて胎児となる日まで 澤田和弥

【葉牡丹(中七)】
きみならばできる葉牡丹押し広げる  井口可奈

【葉牡丹(下五)】


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