季語・歳時記

【春の季語】春の灯

【春の季語=三春(2月〜4月)】春の灯

春夕べ」あるいは「春の夜」に灯すあかりのこと。「春灯」とも。

「燈」は「灯」の旧漢字である。


【春の灯(上五)】
春の灯や女は持たぬのどぼとけ 日野草城
春の灯や一つ上向く箪笥鐶  富安風生

【春の灯(中七)】
母戀ひの春のともしを袖圍ひ 八田木枯
讀賣を倒せと春の灯の揺れて  北大路翼
カードキー旅寝の春の灯をともす トオイダイスケ

【春の灯(下五)】


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【夏の季語】サングラス
  2. 【新年の季語】松の内
  3. 【秋の季語】秋の蛇
  4. 【夏の季語】桐の花
  5. 【夏の季語】冷房
  6. 【秋の季語】迎鐘/六道参 精霊迎
  7. 【夏の季語】和蘭陀獅子頭
  8. 【冬の季語】冬日

おすすめ記事

  1. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】
  2. 【夏の季語】初夏(はつなつ)
  3. 青大将この日男と女かな 鳴戸奈菜【季語=青大将(夏)】
  4. 蛤の吐いたやうなる港かな 正岡子規【季語=蛤(春)】
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第53回】しなだしん
  6. 【秋の季語】鵙の贄
  7. 誰をおもひかくもやさしき雛の眉 加藤三七子【季語=雛(春)】
  8. かいつぶり離ればなれはいい関係 山﨑十生【季語=鳰(冬)】
  9. 【書評】菅敦 第1句集『仮寓』(書肆アルス、2020年)
  10. 刈草高く積み軍艦が見えなくなる 鴻巣又四郎【季語=草刈(夏)】

Pickup記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【5月14日配信分】
  2. 他人とは自分のひとり残る雪 杉浦圭祐【季語=残る雪(春)】
  3. 神保町に銀漢亭があったころ【第2回】小滝肇
  4. 野の落暉八方へ裂け 戰爭か 楠本憲吉
  5. 【冬の季語】凍る
  6. 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第5回
  7. 木犀や同棲二年目の畳 髙柳克弘【季語=木犀(秋)】
  8. 手花火を左に移しさしまねく 成瀬正俊【季語=花火(夏/秋)】
  9. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第37回】龍安寺と高野素十
  10. 「パリ子育て俳句さんぽ」【9月18日配信分】
PAGE TOP