いつの日も　僕のそばには　お茶がある　大谷翔平

• 2024.12.05

ある朝の冠雪富士の一部見ゆ　池田秀水【季語＝雪（冬）】

• 2024.11.22

角切の鹿苑にある静と動　酒井湧水【季語＝角切（秋）】

• 2024.09.27

今もある須磨療養所獺祭忌　橋本蝸角【季語＝獺祭忌（秋）】

• 2024.09.20

まなぶたを薄くめくった海がある　平田修

• 2024.08.11

青嵐神社があったので拝む　池田澄子【季語＝青嵐（夏）】

• 2024.05.22

無駄足も無駄骨もある苗木市　仲寒蟬【季語＝苗木市（春）】

• 2024.04.17

百合のある方と狐のゐる方と　小山玄紀

• 2024.03.28

綿虫や母あるかぎり死は難し　成田千空【季語＝綿虫（冬）】

• 2023.11.15

天高し鞄に辞書のかたくある　越智友亮【季語＝天高し（秋）】

• 2023.10.14

百方に借あるごとし秋の暮　石塚友二【季語＝秋の暮（秋）】

• 2023.09.26

「月光」旅館／開けても開けてもドアがある　高柳重信

• 2023.07.13

白い部屋メロンのありてその匂ひ　上田信治【季語＝メロン（夏）】

• 2023.06.21

紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る　津田清子【季語＝紫陽花（夏）】

• 2023.05.27

眼前にある花の句とその花と　田中裕明【季語＝花（春）】　

• 2023.04.12

大根の花まで飛んでありし下駄　波多野爽波【季語＝大根の花（春）】　

• 2023.03.15

ある年の子規忌の雨に虚子が立つ　岸本尚毅【季語＝子規忌（秋）】

• 2022.09.18

盥にあり夜振のえもの尾をまげて   柏崎夢香【季語＝夜振（夏）】

• 2022.07.22

ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき　桂信子【季語＝梅雨（夏）】

• 2022.06.27

冷やっこ試行錯誤のなかにあり　安西水丸【季語＝冷やっこ（夏）】

• 2022.06.04

いけにえにフリルがあって恥ずかしい　暮田真名

• 2022.05.01

ハナニアラシノタトヘモアルゾ 　「サヨナラ」ダケガ人生ダ　井伏鱒二

• 2022.03.13

父の日やある決意してタイ結ぶ　清水凡亭【季語＝父の日（夏）】

• 2021.06.19