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仲秋の金蠅にしてパッと散る 波多野爽波【季語=仲秋(秋)】
仲秋の金蠅にしてパッと散る波多野爽波「パッ」のオノマトペが視覚的にも読者を得心させる。それがこの句の眼目であると思う。「ぱつ」ではなく片仮名で「パッ」と表記されている点、それに関連して「金蠅」の「金…
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帰るかな現金を白桃にして 原ゆき【季語=白桃(秋)】
帰るかな現金を白桃にして)原 ゆき キャッシュレス社会なん…
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杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき 森澄雄【季語=余寒(春)】
杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき森澄雄(『季題別森澄雄全句集』)…