1. 謝肉祭の仮面の奥にひすいの眼 石原八束【季語=謝肉祭(春)】

    謝肉祭の仮面の奥にひすいの眼石原八束 どうもこの時期になると首周りが気になる。寒いからではない。また、近くに大きな鋏を持った女性がいないか、辺りを見渡してしまう。これは、怖い話やホラー映画の話ではな…

  2. 鯛の眼の高慢主婦を黙らせる 殿村菟絲子

    鯛の眼の高慢主婦を黙らせる殿村菟絲子(『路傍』昭和35年)…

  3. 寒天煮るとろとろ細火鼠の眼 橋本多佳子【季語=寒天(冬)】

    寒天煮るとろとろ細火鼠の眼橋本多佳子(『橋本多佳子全句集』)…

  4. 両の眼の玉は飴玉盛夏過ぐ 三橋敏雄【季語=盛夏(夏)】

    両の眼の玉は飴玉盛夏過ぐ三橋敏雄たとえば、目の前に飴玉がご…

  5. 眼のなれて闇ほどけゆく白牡丹 桑田和子【季語=白牡丹(夏)】

    眼のなれて闇ほどけゆく白牡丹桑田和子暗闇でだんだんと目は慣…

おすすめ記事

  1. クリスマス近づく部屋や日の溢れ 深見けん二【季語=クリスマス(冬)】
  2. 【句集を読む】標準と平凡のありか──小川軽舟 第5句集『朝晩』(ふらんす堂、2019年)
  3. 流星も入れてドロップ缶に蓋 今井聖【季語=流星(秋)】
  4. 【秋の季語】秋分の日
  5. 毒舌は健在バレンタインデー 古賀まり子【季語=バレンタインデー(春)】

Pickup記事

  1. すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿部完市
  2. 口中のくらきおもひの更衣 飯島晴子【季語=更衣(夏)】
  3. 【新年の季語】福寿草
  4. 【夏の季語】茅の輪
  5. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2024年1月分】
PAGE TOP