「天狼」

  1. 八月は常なる月ぞ耐へしのべ 八田木枯【季語=八月(秋)】

    八月は常なる月ぞ耐へしのべ八田木枯宇多喜代子の「八月の赤子はいまも宙を蹴る」の鑑賞で、「八月」に戦争の文脈を含まない読みを私は未だ読んだことがない。類想の話題にも上がりやすい「八月や六日九日十五日」…

  2. 香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】

    香水の一滴づつにかくも減る)山口波津女 7年前の夏、京都に…

  3. 無方無時無距離砂漠の夜が明けて 津田清子(無季)

    無方無時無距離砂漠の夜が明けて津田清子「無方無時無距離」と…

  4. 厨房に貝があるくよ雛祭 秋元不死男【季語=雛祭(春)】

    厨房に貝があるくよ雛祭秋元不死男この「貝」は雛祭のお吸い物…

  5. ひら/\と猫が乳吞む厄日かな 秋元不死男【季語=厄日(秋)】

    ひら/\と猫が乳吞む厄日かな秋元不死男今日は二百十日。立春…

  6. 太宰忌や誰が喀啖の青みどろ 堀井春一郎【季語=太宰忌(夏)】

  7. おでん屋の酒のよしあし言ひたもな 山口誓子【季語=おでん(冬)】

おすすめ記事

  1. にんじんサラダわたし奥様ぢやないぞ 小川楓子【季語=にんじん(冬)】
  2. 【夏の季語】河童忌/我鬼忌 龍之介忌
  3. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年1月分】
  4. 雪解川暮らしの裏を流れけり 太田土男【季語=雪解川(春)】
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第129回】朝妻力【最終回】

Pickup記事

  1. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2022年5月分】
  2. 【秋の季語】銀漢
  3. 櫻の樹だつたのか土龍散步する 片上長閑
  4. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第67回】 伊賀上野と橋本鶏二
  5. 【春の季語】月朧
PAGE TOP