もの

  1. 月かげにみな美しき庭のもの 稲畑汀子【季語=月影(秋)】

    月かげにみな美しき庭のもの稲畑汀子 9月最後の金曜日である。今日は、「中秋の名月」且つ「満月」である。中秋の名月とは、陰暦8月15日の夜に見える月のことで、必ずしも満月ではなく、日付がずれることはし…

  2. 秋風や眼中のもの皆俳句 高浜虚子【季語=秋風(秋)】

    秋風や眼中のもの皆俳句高濱虚子先日、木曜日担当の宮本佳世乃…

  3. 買はでもの朝顔市も欠かされず 篠塚しげる【季語=朝顔市(夏)】

    買はでもの朝顔市も欠かされず草間時彦 朝顔市が賑わっている…

  4. 紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る 津田清子【季語=紫陽花(夏)】

    紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る)津田清子福山雅治は作詞…

  5. 大揺れのもののおもてを蟻の道 千葉皓史【季語=蟻(夏)】

    大揺れのもののおもてを蟻の道千葉皓史(『句集 家族』)先週…

  6. 風光りすなはちもののみな光る 鷹羽狩行【季語=風光る(春)】

  7. 美しきものに火種と蝶の息 宇佐美魚目【季語=蝶(春)】 

  8. 霜夜子は泣く父母よりはるかなものを呼び 加藤楸邨【季語=霜夜(冬)】

  9. 秋冷やチーズに皮膚のやうなもの 小野あらた【季語=秋冷(秋)】

  10. 卓に組む十指もの言ふ夜の秋 岡本眸【季語=夜の秋(夏)】

  11. もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり【季語=秋隣(夏)】

  12. へうたんも髭の男もわれのもの 岩永佐保【季語=瓢箪(秋)】

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  3. 泥棒の恋や月より吊る洋燈 大屋達治【季語=月(秋)】
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