1. 人の日の枯枝にのるひかりかな 飯島晴子【季語=人の日(新年)】

    人の日の枯枝にのるひかりかな)飯島晴子人の気配も、獣の匂いも感じさせない。静かな自然の中での人日、という詠みぶりはよくあるものだが、この句はまず、枯枝に「のる」という措辞に、ひかりに対する極めて鋭敏…

  2. つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆

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  3. 麦秋や光なき海平らけく 上村占魚【季語=麦秋(夏)】

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  4. 筍の光放つてむかれけり 渡辺水巴【季語=筍(夏)】

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  5. 革靴の光の揃ふ今朝の冬 津川絵理子【季語=今朝の冬(冬)】

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