千野千佳

  1. 夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】

    夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ)堀本裕樹夏の蝶が花の蜜を吸っている。その蝶の長い口がくくくくと震えているという句。蝶の口は口吻(こうふん)と呼ばれ、普段は小さくぐるぐる巻きになっているが、蜜を吸うときは…

  2. いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】

    いつまでも死なぬ金魚と思ひしが)西村麒麟いつまでも死なない…

  3. 手の甲に子かまきりをり吹きて逃す 土屋幸代【季語=子かまきり(夏)】

    手の甲に子かまきりをり吹きて逃す)土屋幸代(「蒼海14号」より)…

  4. 煮し蕗の透きとほりたり茎の虚 小澤實【季語=蕗(夏)】

    煮し蕗の透きとほりたり茎の虚)小澤實煮物の蕗が透き通ってい…

  5. 皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】

    皮むけばバナナしりりと音すなり)犬星星人(「蒼海」14号より)…

  6. 遠足や眠る先生はじめて見る 斉藤志歩【季語=遠足(春)】

  7. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2023年4月分】

  8. 生きのよき魚つめたし花蘇芳 津川絵理子【季語=花蘇芳(春)】

  9. 菜の花や部屋一室のラジオ局 相子智恵【季語=菜の花(春)】

  10. 春風にこぼれて赤し歯磨粉 正岡子規【季語=春風(春)】

  11. 【第5回】ワイキキや黴臭きものなにもなし/千野千佳

  12. ハイシノミカタ【#1】「蒼海」(堀本裕樹主宰)

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  5. 鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】

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